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イスラム文化の趣が残る街 グラナダ

今日のメインは「アルハンブラ宮殿」。小さい街で、時間を潰すのが大変でした。王宮の入場時刻を午後にセッティングすればよかったかなぁとちょっと後悔。

<<9月30日>>

6:30 9時過ぎにはアルハンブラ宮殿に到着していたかったので、早起きです。
7:30 朝食
ブッフェも飽きてきました。
8:30 チェックアウト
荷物はホテルで預かってもらいました。
9:00 アルハンブラ宮殿を見学
14:00 ビブランブラ広場のBARでビールを飲む
14:30 ホテルの裏にあった、BARで遅い昼食
16:00 2階建ての観光バスに乗る
風が心地よかったー
18:00 大規模なカーニバルに巻き込まれ大変なことに!?
20:00 なんとかグラナダ駅に到着
21:45 寝台列車でバルセロナに向けて出発
22:00 くつろぐ間もなく、食堂車で夕食
意外に豪華なディナーでした。
グラナダの町並み

アルハンブラ宮殿のナスル朝宮殿の入園時間が10時からだったので、5日目の朝は早起きでした。
ホテルのバイキングもちょっと飽きてきて、朝食はシリアルとスクランブルエッグだけで、いざアルハンブラ宮殿へ。標高が高いせいか、朝はひんやりしてて清々しい。どうやってアルハンブラ宮殿に行けばいいのか分からなくてタクシーに乗ろうと思った時、「アルハンブラバス」という赤くて小さなバスを発見。どうやら、偶然にもアルハンブラ宮殿行きのミニバスの出発地点に来てたみたい(゜∀゜)。バスに乗れたお陰で山登りをすることなく、10分ぐらいでアルハンブラ宮殿に到着できました。



木の城壁の道

アルハンブラ宮殿を入ってすぐに、「木の城壁の道」に出ます。まさに、木の城壁、道の左右には杉の木が植えられています。ずっと木の城壁の道になっている訳ではなくて、杉の木の切れ間には庭園があったりもします。



カルロス5世宮殿

カルロス5世の宮殿は、宮殿というのでお城みたいなものを想像してたんだけど、実際はコロシアム風でした。装飾とかも全然ないので、殺風景な建物です。



コマーレスの塔

いよいよ、予約していた10時になり、王宮に入れることに。
入るとすぐに、小さい部屋がいくつか連なっていたんだけど、一斉入場した外国人のツアーの人達に占領されてしまったため、じっくり見学することができず。。。飛ばしました(^^ゞ
写真は、小さい部屋を抜けた後「コマーレスの塔」の柱と天井です。モザイクがとても綺麗でした。



アラヤネスの中庭

アルハンブラ宮殿で一番有名な場所(?)「アラヤネスの中庭」です。アルハンブラ宮殿の紹介で必ずここの写真が掲載されています。池面に写る「コマーレスの塔」が綺麗です。池の両側には天人花(アラヤネス)が植えられていることから、「アラヤネスの中庭」なんでしょうね。残念ながらお花は咲いていませんでしたが、咲いていたらもっと素晴らしい景観だったに違いありません。




アベンセラヘスの間

鍾乳石飾りの天井が素晴らしい「アベンセラヘスの間」です。「モカラべ」と呼ばれる鍾乳石状の複雑な装飾が埋め尽くされた丸天井があります。アベンセラヘスの間のモカラベは石膏でできたムカルナスといわれる9種の形の部品を組み合わせて作られていて、その部品の総数は8000個もあるそうです。



二姉妹の間

同じく、「モカラべ」の天井がある「二姉妹の間」です。「アベンセラヘスの間」より少し小さめですが、こちらの方が日が差していたため、明るく綺麗に見えました。どちらのモカラベもすごく細かい模様で、圧巻でした。見ていると首が痛くなってしまうのが難でしたが。

アルハンブラ宮殿はすごく広大な敷地なんだけど、王宮だけを見ると思っていた程、大きいものではありませんでした。もっと煌びやかで、青いタイルのモザイクとかがはめ込まれた天井とかを想像してただけに、実際の印象は意外に地味だなぁという感じ。王宮以外は、ほとんどが庭園でした。



お昼ごはん

アルハンブラ宮殿から市街への帰り道は、歩いて帰ることにしました。歩いている人もかなりいるので、人の流れにまかせていれば20分ほどで市街地まで戻ってこれます。
昨日、夕飯を食べた辺りでお昼ご飯を食べようと思ったんだけど、どこのBARも混んでいて、とても私達がお店に入れる余裕はなしって感じ。日曜日だからお休みのお店も多いのかも。(ってまだこの時は思っていました。)
やっと見つけた、BARに入ってビールと一緒にタパスを注文しようとしたら、「14:30で閉店だから、もうダメだ」って断られてしまった。なんで、ビール1杯とビールについてきた無料のタパスをちょっとだけ食べて退散。その後も周辺のお店を物色するけど、混んでてどこも入れない状態はまだ続いていて、仕方なくホテルまで戻ってきたら、ホテルのすぐ裏にBARが密集している場所を発見。やっとお昼にありつけることができました。タパスも3品ぐらい頼めて、またビール飲んで、やっとお腹も満足。食べてる途中で、別のお客さんが入店しようとしたら「もう閉めるからダメだ」って断られてた。この時は「グラナダは日曜日はランチタイムが終わったらお店閉めるのかな」ぐらいにしか思っていなかったんだけど、実は違うことを後で痛切に実感するのでした。



グラナダの大聖堂

お腹がいっぱいになったところで、暇つぶしに2階建ての観光バスに乗ることにしました。寝台列車が21時過ぎの出発だったので、少なくても19時、20時ぐらいまでは街中で時間を潰さないとなーって軽い気持ちで。(って、この後大変だったんだけど、それは後ほど。)
観光バスって乗ってるだけで、街の名所を周わってくれるし、風は気持ちいいし、足の休憩にもなるしで、ちょっと高かったけど乗ってよかったと思いました。イヤホンで日本語のガイドが流れてきたのには、ビックリでした。風が心地よくて気がついたら、私も旦那さんもバスに揺られながら寝ちゃったけど。バスは意外に乗っている時間が長くて、1時間半ぐらい街中をぐるぐるしてました。
で、降りたところがグラナダの大聖堂の前だったので、そのまま教会に行ってみることに。この頃、ようやく夕方からフェスティバルが始まるってことに気づいたんだけど、何のフェスティバルだかよくわからなくて、あまり気にはしてなかったんだけど。。。で、まぁ教会を見学。教会は、セビリアの教会に比べると格段に小さいけど、日本の教会とは比べ物にならないぐらい大きい(ヨーロッパの教会はどこも大きいけど)。グラナダってあんまり見所がないからか、こんな教会でも観光客はたくさんいました。



フェスティバル

教会を出ると、ちょうど教会の前のメイン通りでフェスティバルが始まる模様。道路は、車が通れないように整備を始めて、道の両側にはパイプ椅子が並べられて、気がついたら鼓笛隊登場。鼓笛隊が演奏を始めたので、『これがフェスティバルのことかー』って納得したんだけど、大間違い。鼓笛隊の後には、火を灯した蝋燭を持って鼓笛隊の後ろを歩く人の長い列。蝋燭を持っている人の列は途切れることなく、スタート地点には、行列に参加する人が、これまた沢山待機してるし。道路でフェスティバルの様子を観察している人もいっぱい。なんか、近隣の町からも人が集まってきて、何万人もの人が参加しているって感じ。で、2時間ぐらいで終わるのかと思ったんだけど、終わる気配なし。ホテルのすぐ近くで蝋燭を持った列の行進が行われているので、『このまま帰る時間までに終わらないと、駅までタクシーで行けない!?』とこの辺りでようやく危機感を持つことに。とりあえず、スーツケースを預けていたホテルに戻って「このフェスティバルは何時に終わるんだ?」って聞いたら「12時だ。」との返事。『あの蝋燭の行列が、12時まで続くの?そりゃ大変!』って事でスーツケースを受け取って、すぐに駅に行くことにしたんだけど。。。蝋燭の行列と見物人のせいで、思うように進めない。強行突破しようとしたら、見物人の人達に怒られ、しぶしぶ駅とは反対方向の人が少ない方に進路変更することに。他にもスーツケースを持って、右往左往している観光客がいてちょっと親近感を持ったけどそんなのも一瞬。とにかく、車が走っている所まで行って、タクシーに乗るのことで精一杯。スーツケース持ってあること恐らく20分ぐらい(?)やっと、車が走っている道に出て、タクシーに乗れたけど、疲れもストレスもMAXで混乱気味でした。
ちなみにこのフェスティバルは「Fiesta de Nuestra Senora de las Angustias」っていうみたい。9月の最終日曜日にグラナダに行かれる人はご注意ください。



食堂車の夕食

所変わって、写真は寝台列車の食堂車で食べた夕食です。一等車だったので、食事付だったのです。寝台列車に乗って、5分も立たないうちに、車掌が食堂車に行けというので、行ったら夕飯でした。メニューに載っているものだったら、何を食べてもいいと言うので、とりあえずシャンパンで乾杯して、サラダとスープとポークソテーと赤ワインのボトルをオーダー。シャンパンで乾杯した辺りで列車が発車したんだけど、私が座っている向きが進行方向と逆側で、すぐに酔っ払いモードに。お料理は、列車で出てくる料理ってことで、全く期待していなかったんだけど、これがすごく本格的で、列車の中で作られたとは思えないほど、ちゃんとした料理でした。
食事が終わって、個室に戻ってきたら、ソファーになっていた場所が2段ベッドに変身していました。お陰で、部屋は狭くて身動き取るのも大変(^^ゞ。夜は酔いが回りすぎて、おまけに、列車が動いているので、体がぐるぐるしてる感じがずっと続いていて眠れませんでした。